私が小五の頃、こっくりさんという遊び?が流行りました。
地方によって色んなやり方があるようですが、私達が行っていた方法は、新聞紙にひらがなで五十音を書き、その新聞紙に食用油を流し滑りやすくして、その上にお猪口を伏せた形に置き、参加者の人差し指を乗せ「こっくりさん・こっくりさん・・・・・・を教えてください」と質問をする方法でした。
すると、みんなの指を置いたお猪口が、答の文字をなぞって勝手に動くというものでした。
我々が行ったのは、T君の家の離れの小屋の屋根裏。
小五で質問することといえばやはり、将来の結婚相手。
それぞれの参加者の結婚相手を質問します。
だいたい、あまり知合いに居ないような名前をなぞっていきます。
私の結婚相手の名前は「るりこ」さんでした。
当時、まったく知らない名前で、当然結婚した今の妻の名前とはまったく違います。
しかし、こっくりさんを行っている遊びグループのリーダー的存在であったT君の場合は違いました。
T君の将来の結婚相手を質問して、こっくりさんがなぞっていった名前は・・・・
なんと、我々のクラスのアイドル的存在だった、Y子の名前をなぞるではありませんか。
T君もまんざらでもない様子です。
しかし、こっくりさんがリーダーであるT君が操作していたのではないかと、疑っていたのはたぶん私だけではないはずです。
ただ、口に出さないだけで・・・
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